小児科|千葉県いすみ市|外房こどもクリニック




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外来小児科学会年次集会に参加して

2016/10/03

2016年8月26、27,28の三日間、香川県高松市で開かれた日本外来小児科学会第26回年次集会に行ってきました。
当院からは、医師2名、臨床心理士1名、看護師2名、保育士2名、事務職員1名、計8名が参加しました。
たいへん実りある学びの機会となり、会頭:永井崇雄先生、事務局長:宮崎雅仁先生はじめご準備下さった皆さま方に心より感謝申し上げます。

当院スタッフの研修レポートから抜粋

●看護師
「予防接種について、ミスを防ぐためにチェックシートを作成した演題の発表があった。複数人でチェックをしているために生まれる安心感が、かえって見落としにつながる場合もあることから、発表施設では事務、看護のそれぞれが問診票からの情報、母子手帳からの情報を分担してチェックし、最後に医師が確認する体制としたところ、ミスは少なくなりチェック時間も短縮したと報告された。当クリニックでもさまざま工夫はしているが、チェックシートを有効に活用したミスのない体制づくりと、個々の意識の向上が必要だと感じた。」

●保育士
「脳科学の面から見た子どもの発達や障害についての講演や、様々な育児支援、家族支援の形を知ることができた。子育て支援、家族支援は、保育所、幼稚園、医療機関、保健師、助産師など他職種で参加し、支援の輪を広げていくことが大切であると学んだ。」

●保育士
「懇親会で、何十年もかけて病児保育を試行錯誤してやってきた方々の話を色々と聞けて、学ぶこともあり、驚かされることもありました。パウルームは始まったばかりではありますが、どういう方針で進めるか、どういうやり方が良いか、疑問に思ったことや問題点などはその都度クリニック内で話し合い、ひとつひとつきちんと課題を解決しながらベストなやり方を見つけていけるといいなと思いました。」

●事務
「湧水先生の教育講演は『小児科外来で必要とされる家族ケア』。待合室でのトリアージや、検査・処置でのプレパレーションの必要性、患児やその家族のバックグラウンドを加味した看護についての内容でした。当クリニックでも実践されていることですが、待合室での容体の変化に素早く気づき、ナースへ連絡し患児や家族への声掛けをしてもらうこと、処置についても正確な情報を伝えることの大切さ、患児の緊張や不安を解消し、病気に立ち向かう気持ちを持ってもらうことなど、毎日の仕事の中での重要な部分が確認できました。」

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