「とびひ」は、主に高温多湿になる5~6月から夏にかけて皮膚の抵抗力の弱い0~6歳の子どもに多く見られます。
虫さされやあせも、かき傷、すり傷、湿疹などに黄色ブドウ球菌やレンサ球菌といった細菌が入り込んでおきます。これらの細菌は、健康な皮膚には感染しませんが、傷ができていたりアトピー性皮膚炎があったりすると、皮膚の抵抗力が弱くなっているため感染しやすくなります。
「とびひ」は、傷の大きさやジュクジュクしている部位により、抗生剤の内服や塗り薬が処方されます。かゆみがひどい時には、かゆみ止めのヒスタミン剤が処方されることがあります。
治療の中で一番大切なことは、皮膚を清潔にすること。
ひっかかないようにガーゼで覆うことが大切です。
A、患部をガーゼで覆い、子ども同士が直接触れないようにしましょう。
とびひの範囲が広い場合は、休ませた方が良いでしょう。
A、傷がジュクジュクしているあいだは、禁止です。
黒くなって、かさぶたになれば、プールはできます。
イソジンを綿球でたっぷりつけます。
目に消毒液がはいらないようにしましょう。
イソジンの消毒が大変な時は、しっかり石鹸で洗浄することが大切です。
消毒液は、乾燥させることが重要です。
石鹸を使って、消毒液をきれいに落としましょう。
朝・夕にシャワーをしてもよいでしょう。
入浴の後はシャワーで流しましょう。
洗濯のしてあるタオルで大丈夫です。
保湿剤や指示の軟膏を塗りましょう。
ガーゼをはがす時に新しくできた皮膚がはがれないように紫雲膏は、多めにつけましょう。
カットバンは、やや大きめの物を使いましょう。
傷に赤みがなくなればおしまいです。