2016年3月18日13時~14時、当院待合ロビーにて、地域の保育士・養護教諭などの方々対象に、こどもの食物アレルギーについてのお話と、エピペン(アナフィラキシー症状の進行を緩和する補助治療薬)を実際にお子さんに注射できるようになるための実技研修の会を開きました。
これは、御宿町保健福祉課が企画し、私どもでその実施をお引き受けした研修です。講師は、アレルギー専門医である当院の舘野規子医師が務めました。

院長挨拶

研修会風景
御宿町、いすみ市、大多喜町、勝浦市の保育士、養護教諭、放課後指導員など直接こどもに関わる方々、それに隣接薬局スタッフの方々、当院スタッフなど併せて70名ほどで舘野医師の話を聞き、その後、ひとりずつエピペンの練習用トレーナーを手に、実際に自分の太腿に、次には隣の人の太腿に注射を打ってみる実技を行いました。
参加者からは「これまでなかなか実技実習の機会がなく、エピペンを処方されたこどもを担任することになったらどうしようと大変に不安だった。きょう、考え方の基本をわかりやすく教えてもらい、実際の注射薬を手にしてみたことで、少し自信ができた」という声が聞かれました。
会の最後には御宿町保健福祉課ご担当者様より謝辞をいただきました。
私どもとしても、普段の診療にプラスして、こういった研修等さまざまな形で地域貢献をしていきたいと思っています。末尾になりましたがエピペン練習用トレーナーを貸与してくださったファイザー株式会社様に感謝申し上げます。