5/18(金)外房こどもクリニック待合ロビーで当院舘野医師による
「Hib(ヒブ)・肺炎球菌の予防接種について」の公開勉強会を開催しました。
概要は以下の通りです。
【肺炎球菌ワクチンとヒブワクチン】
小さいお子さんのためのワクチンの種類が増えてきています。
ワクチンの効果や接種スケジュールなど、困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンについて、簡単に説明します。
肺炎球菌ワクチンは、「肺炎球菌」という名前の細菌の感染を予防するためのワクチンです。
ヒブワクチンは、「ヒブ」という名前の細菌の感染を予防するためのワクチンです。
「肺炎球菌」も「ヒブ」も、小さなお子さんの細菌性髄膜炎の原因となる細菌です。
細菌性髄膜炎とは、小さなお子さんの命に係わる重大な病気で、
発症してしまうと5-10%のお子さんが、残念ながら命を落としてしまいます。
細菌性髄膜炎を発症した場合、診断が難しく治療が遅れがちとなることが多いため、
発症してから治療することを考えるよりも、予防することが大切な病気であると考えます。
肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンは、小さなお子さんにしっかりと免疫をつけてもらうために、
それぞれ4回の接種が必要(標準スケジュールの場合)です。
他のワクチンのスケジュールとの兼ね合いが難しいかもしれませんが、
接種スケジュールに迷ったら、一度ご相談ください。
