9/2(金)外房こどもクリニック待合ロビーで
当院 舘野規子医師による「全身の計測の必要性」についての公開勉強会を開催しました。
概要は以下の通りです。
【身体計測について】
★こどもの身体計測は、次のような意味で重要です。
・成長や発育の把握
ちゃんと大きくなっているかどうか
・栄養状態の把握
栄養は充分か、かたよっていないか
肥満ややせのチェック
・病気や異常の早期発見
身体計測でわかる体の異常があります
★成長の様子を確認するために、成長曲線をつけましょう。
(※成長曲線とは、人間の身体的発達の程度を、横軸を年齢、縦軸を調べたいデータとするグラフで表した曲線のことです。)
成長曲線は、6歳までのものであれば、母子手帳の後ろのほうに入っています。
それ以上の年長児のものは、インターネット等でダウンロードできます。
下記のようなページがあります。
成長曲線ダウンロード(もみの木クラブ)……年齢・性別に合わせて6種類が載っています。
http://www.mominokiclub.com/tool/kyokusen.html
成長曲線自動作成プログラム……入力すると自動で曲線を作成できます
http://www.pediatric-world.com/sd/nose/seicho.html
★成長曲線は、1回の計測だけでなく、経過が大切です。
乳幼児は、身長や体重だけでなく頭囲(頭の大きさ)も重要です。
年長児になっても年に1回くらいは身体測定を行って、成長の経過を成長曲線につけましょう。
肥満ややせ、低身長や高身長、また成長曲線が標準の範囲からはずれているとき、
成長曲線の形が標準の形と違っているときは、医療機関に相談してください。
