子どもに対する喫煙の害と当院の禁煙方針について
ー 禁煙することは子どもへの愛情の証です ー
子どもが受動喫煙から受ける健康被害は、深刻です。
受動喫煙による危険は、妊娠中からすでに始まっています。妊婦への影響としては、流産、早産の危険が増加します。胎児の発育にも悪影響を及ぼします。出産後の発育にも悪影響があります。子どもの受動喫煙による健康被害は、乳幼児突然死症候群(SIDS)、呼吸器疾患などがあります。SIDSは、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう病気です。また、家庭で受動喫煙にさらされている子どもは、知的能力が低下すると報告されています。
禁煙することは子どもへの愛情の証です。当院では子どもの健康を守り、家族生活をより豊かにすることを目的として地域医療を行っております。従って、当院では敷地内、敷地周辺での禁煙を厳格に施行しています。待ち時間内の車内でも禁煙であり、受動喫煙防止の目的から敷地周辺で喫煙することも禁止しています。付き添いのご家族も同様です。当院受診の際には、この規則を遵守してください。
外房こどもクリニック 院長
2018年1月26日